西武ドームに行って参りました。夏休み終盤の土曜とあってすごい入りでした。
岸孝之投手対小野晋吾のすばらしい投手戦。ライトポール付近からの観戦でしたので小野のシュートとカットボールのコンビネーションは認識できません。土曜はマリンのバックネット裏二階席でぜひ観戦したい。
そのかわり、、、マリーンズファン待望の小林宏之ブルペン待機は現実のものになってました。小野の好投で出番はありませんでしたが、一番最初に肩を作っていましたので、昨夜の上野大樹ぐらいのポジションでの起用や、ブルペンを使い果たしたうえでの延長戦等では非常に可能性が高そうなかんじ。そのあと肩を作っていた川崎雄介伊藤義弘ブライアン・シコースキーよりはるかにすごいボールを投げ込んでいたことはうれしい報告とさせていただきます。

マリーンズ打線は、カーブがすばらしい岸投手に相性がよさそうなインコースにツボを持つ大松と橋本を並べたところに相当な期待をもって見ていましたが、今日の岸とは格が違ったかな。。。 それにまた銀次朗選手が先日も書いたようにキャッチングがむちゃくちゃうまくてワンバウンドになるカーブを恐れずに、ランナーがいてもどんどん使ってくる。早い話が脱帽でした。

一方のライオンズは今日も一番振れていた栗山巧選手の前が完全に分断された、いや、小野が分断したため、なかなか突破口が開けないかんじでした。とくに片岡易之選手が、先週の観戦のときもそうでしたが、大きく上げる左足の降ろし方、降ろすタイミングがむちゃくちゃ。きょうデッドボールを喰らったときか、その前のボールか、左足がたたらを踏むような動きがあり、かなり深刻な様子。あの崩れた状態で今の打率をキープしてるならすごいバッターだし、このところ崩れてるなら休養して立て直すべき。右足痛めてて支えきれてないのかも。CS争いで150キロ級のノーコンピッチャーには事欠かない楽天との直接対決になったらと思うと怖くてしょうがないです。

西武ドーム。春に一度観戦したときには感じなかった蒸し暑さや夕立の影響による靄ったかんじと暗さこそありましたが、わたしはいままでいった野球場のなかで千葉マリンの次に好きなことに変化なし。内野自由という席種の範囲での見やすさや自由度はマリン以上だとおもいますし、スコアボードも神宮や東京ドームと双璧のすごさ。そのうえブルペンまで見せてもらえたらケチのつけどころがありません。
西武応援団のバカでかいバスドラムの威圧感満点の大音量や元祖小旗も他では味わえなかったアウェー感があって本当に楽しかったです。西武応援団もすばらしい。あのバスドラムの使い方が絶妙。四六時中鳴らす愚を冒さず盛り上げどころを心得てる。ぜひマリンスタジアムに持ち込んで欲しいなあ。また、中島裕之選手が西武ファンの至宝だということもファンの応援からよく伝わってきました。
ただ、アクセスが。。。

千葉方面から2時間が目安。西武鉄道のヘンなダイヤのせいで乗り過ごしが許されないうえに、乗り過ごしたら最後大変な乗り換えを強いられる。池袋や高田馬場まで1時間なのにそこからまた1時間とかウソみたいなダイヤ。公共交通機関の風上にも置けません。それをきらったのと、17時開始だと夕食の採り方が微妙なので車で行きましたが、そこでも西武鉄道に苦しめられました。所沢インターまで竹橋の渋滞込みで1時間半で到達も、西所沢の踏み切りで30分ロスして車を捨てて電車に乗りました。あのまま球場近くの駐車場まで行ってたら試合開始に間に合わなかっただろうな・・・。
20分前に到着で、ほぼ満員ながら恐ろしく手際のいいチケット発券のおかげできちんと間に合えたのはまたまた西武ドームの美点として挙げさせていただきます。
帰路は、私事になりますが、学生時代によく走った狭山湖を通ろうかとおもいましたが所沢街道から新青梅街道、変わりはてた新小金井街道にびっくりしながら、母校に少しだけ寄りました。「ちょっとだけ勉強してここに連れてきてくれよ。入学式のころはすごい桜できれいだから」と子どもにいいましたら「北海道大学にいって野球がうまくなったら日本ハムに入るから無理」とのことで。。。それならそうしてくれ。期待してるぞ。
首都高にのぼるときのいつも通っていた連雀通りが50キロでも道幅がせまくこわいことに動体視力の衰えを痛感。

そうか。。。 今日、こんなにマリーンズが負けても気持ちいいのは郷愁とナイスゲームの相乗効果だな。これから飲みなおします。