本日・・・ いや、昨日、京セラドームデビューいたしました。
大阪夏の陣」とのことで来場者全員に赤いユニホームを配っていましたが、わたしはもらえませんでした。。。席取りのために別行動した家人と子どもはアホなので「オリックスファンのためのものとおもった・・・」とかの理由で受け取り拒否。
そのユニホームのため、千葉ファンがどこに陣取るのかわからないまま右往左往しまして、上段の内野自由席からの観戦となりました。レフト後方のプレイは死角になりまったくみえません。それと、不思議だったのが、オリックスの応援スペースが外野下段で、千葉は外野上段。とくにそのあたりのルールはないんでしょうか。ライトの上段はまばらなオリックスファンらしきスペースになっていて、レフト下段の構成はわかりませんでしたが、常識的には千葉側。と、いうことは神宮状態でしょうか・・・。オリックスは先般も書きましたが、わたしが見ている限りまったく勝てない強いチーム。まして小松聖投手。本日は覚悟を決めての観戦でした。

小松投手。WBCのネガティヴな影響を蒙ったひとりに数えられますが、100キロ前後のスローカーブが遠目にもすばらしい。ストレートの球速があまり出てなかったようですが、30キロ以上の速度差と、あのコントロールがあれば昨年の大活躍も十分納得です。千葉打線、とくに西岡剛のバットがおもしろいようにまわってました。
大松尚逸に最高の場面でくらってしまいましたが、対戦した唐川もぜひ時折投げるスローカーブを小松投手のような武器に昇華させてほしいと願います。

オリックス野手陣。どうも、強大船来クリーンアップはツボが同じようで、ハマる日は全員ハマるし、ダメなときは全員ダメなのでは・・・。下位打線からは快音聞かれず、坂口選手もしっかり捕らえてましたが、大引選手の孤軍奮闘だけが目立ってました。故障中の後藤選手も含めると、田中賢、金子、糸井にも、本多、川崎、長谷川にも、片岡、中島、栗山にも、井口、西岡、サブローにも匹敵する魅力的なセンターラインです。彼らがいるからたとえ順位がどうであっても、パリーグがスリリングな野球になっているとわたしは認識しています。相手どっていても、鳥肌が立ち、拍手を贈りたくなる場面に多々出会うように、渡辺直以外流動的な楽天はごめんなさいですが、いまのパリーグはどのチームもセンターラインがすばらしい。

千葉について。唐川は勝負どころのコントロールとキモの据わり方はバケモノ級ですね。里崎ではなく橋本将が受けてた影響もあるでしょうが、見逃し三振したオリックスのバッターが審判にくってかかる場面が皆無だった。立ち上がりの不安定さを克服してくれたら、わたしは全幅の信頼をもって唐川の投番日に幕張に向かいます。
大松。まさに値千金。膝もとに沈むボールを拾って運ぶ技術とパワーは12球団屈指でしょう。ヘンに小器用になるより、2割5分、35本というバッターになってほしい。
しかしながら、このふたりよりいまの千葉の希望はサブローに尽きます。昨年まで三振用にとっておかれた高めのストレートをスタンドに運ぶ場面が増え、結果、元来の低めのボールを捕らえる巧打で3割に乗せてきました。井口資仁加入の効果は竹原直隆の成長で語られることが多いですけど、じつはサブローへの影響がいちばん大きいようにおもえてなりません。
次はあさってのマリンスタジアム。サイン会にあたっちゃったもので・・・。なんでも2人からサインがもらえるとのことですので家人と子どもにどうやって分配しようか、咄嗟の判断をたてるべくシミュレーションしております。

最後に京セラドームと大阪の千葉マリーンズファン。構造的に死角があるのは折込住みでしたし、コンサート使用の際には東京ドームのイビツな配置よりよさそうに見えるので、「それはそれ」とさせていただきます。本日、上述の「大阪夏の陣」とかで、アレックス・カブレラが「亜力士」とか、「3番中堅手大村三郎」の和読みや、「刀で(ロッテの象徴)チョコレートを切り捨ててください」とかの場内演出はホーム&アウェーが原則のパリーグに属す千葉ファンとしては充分許容できて、凝ってました。が、ベタな大阪の方々にはノりきれなかったよう・・・。
じゃ、関東ならではというより国際競技のサッカーに範をとったマリーンズの応援は、というと・・・ これがなぜかハマってる大阪。
いうまでもなく、大阪を中心とした関西には阪神タイガースが君臨していますが、主にメガホンを叩き、難解な応援歌を歌うスタイル。それより、マリーンズの選手名の連呼や単純な応援歌で、純粋な声量で熱さを表現するほうが気質にあっていると地元出身者は確信します。ヤな言い方ですが、「甲子園は弱かったころのほうがなんでもありでおもしろかった」って阪神ファン、ゆってるじゃん。京セラドームのオリックス対千葉では、甲子園ではできないことがきっとできる・・・ かも。