本日は強い強い北海道日本ハムファイターズ戦。
ルーキーイヤーの活躍以来の復調が顕著な八木智哉投手。調べてみるとスクリューボールだそうですが,スピードを殺した落ちるボールがすばらしかった。マリーンズ打線は140キロ台後半を連発するリリーフ勢も含めて4安打の完敗。
結果だけみると5-4ですが,まさに完敗でした。

代表選手が公募ならわたしは日本ハムの糸井選手と田中賢介選手を選んだうえで他を埋めていくような選考をします。ショートの金子選手を含め,センターラインは鉄壁。きょうはスレッジ選手がレフトに入っていましたが,レフトをひちょり選手として糸井・稲葉と外野に並ばれたらフェンスを越すしかない。打線も活発で,外野のあいだを割る打球をがんがん飛ばし,よく5点で収まったものだという展開。

今日は,常時4〜5メートルの逆風が吹く中,風がまわっていた,弾道が低かった等の要因もかんがえられますが,マリンスタジアムではめったにない5本がフェンスを越えました。昨日のひちょり選手のつまり気味のフェンスオーバーも加味して,もしかしたらボールを変えたかも・・・ と邪推をしております。

ゲームを見ながら感じたことですが,あまり野球に興味のない方がはじめての観戦に「マリンスタジアム千葉ロッテ北海道日本ハム」は最高のカードじゃないかな,と。
マリンスタジアムボールパーク然とした立地,周辺環境と潮の香りのするオープンエアの独特の雰囲気,広めのスペースの個席による快適な観戦空間が一つ目。ライトスタンドには野球離れした応援がある。応援方法や声量はビジターのときのほうが黒装束とあいまってすごみがありますが,地元ではハデなビッグフラッグ等の演出が楽しめるのが二つ目。日本ハムは北海道移転以前のファンが残っていて,マリンではビジター5球団中最高の動員と声量で,アカペラから始まる非常に美しい旋律の応援歌や,女声パートにびっくりする12球団屈指のチャンステーマまであるのが三つ目。そんな「できあがった」スタジアムで運がよければダルビッシュまで見れるというのは番外。
昨年,われわれがはじめていったときが日本ハム戦でした。子どもが「なーるーせー」とその後しつこく,リピーターになってしまった次第です。

われわれ世代がイメージするロッテ対日本ハム流しそうめん的なそれですが,相当上質の空間だとおもいますし,本日もそれを満喫できました。